雲の様子はまだまだ夏ですが、立秋を過ぎてから、
朝の空気に少しだけ秋を感じるようになりました。
立秋に関連があるので、以前からメモとして
書こうと思っていた【名前の由来】を書きます。
有名な方のご息女に使われて以降、よくある
名前の１つとなった【さやか】という名前。
私の世代では、まだ一般的ではありませんでした。
10月生まれの私ですが、両親は【さやか】という
言葉を、こちらの和歌から取ったそうです↓
秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども
風の音にぞ おどろかれぬる
和歌から取るくらいなので、両親としては当然
【さやか】にするつもりだったのに【サヤカ】に
なったのは、「画数が悪いから平仮名はだめ！」と、
父方の祖母にきつく言われたからと聞いています。
欧米系の名前ではないのに片仮名は珍しいので、
演奏する人になったことで「芸名ですか？」と
聞かれるようになりましたが、本名なのです。
…両親は【さやか】に相当思い入れがあったようで、
かなり長い間、家族の年賀状などの私的な文書では
【さやか】の表記を使い続けておりました（笑）。
両親が作ってくれていた私のアルバムは、10歳の
アルバムでようやく【サヤカ】になったほどです。
私は私で、カタカナの名前は嫌でたまりませんでした。
何だか《ひいおばあさん》みたいな感じがして…。
小学生の頃は、漢字の名前を勝手に考えていました。
四人兄弟で名前が漢字ではないのは私だけですし…。
大人になった今は、【山口】という角ばった漢字の
姓にはカタカナの方が合う感じがしますし、何より、
インパクトがある点が、とても気に入っています。
私が秋を感じたのは【空気】であって【風】では
ありませんが、繋がりを感じたので書いてみました。
