ジーク&ラインとピアノ弾きのゆったりLife

ピアノ弾き・山口サヤカのブログです。演奏のご依頼やお問い合わせは、お名前とご連絡先のメールアドレスをお書き添えの上でコメント欄(承認制なので非公開です)からお願いいたします♪

主題より気になる・・・

山口県立美術館で「リバプール国立美術館所蔵

英国の夢 ラファエル前派展」を観てきました。

 

印象に残った絵はいくつかありましたが、普段とは

違った意味でとても気になった絵が1つありました。

 

ミレイの「ブラック・ブランズウィッカーズの兵士」です。

f:id:siegreinsayaka:20190327195014j:plain


出兵する恋人との別れの場面を描いているこの作品。

 

恋人達の切ない表情や女性のドレスのサテン生地が

見事に描写されている点など興味深い部分はたくさん

ありますが、私は左下の赤で囲んだ部分に釘付けに。

f:id:siegreinsayaka:20190327195039j:plain


小さな犬がいます。犬の姿形だけでなく、この絵の

舞台がプロイセン(=ドイツ)であることからも、私には

どうしてもこの子がダックスフントにしか見えません。

 

しかも、ジークが得意だった「ください」ポーズです。

f:id:siegreinsayaka:20190327195134j:plain


恋人達の別れという主題だけでも十分切ないのに

さらに切なくなり、しばらくその場を動けませんでした。

 

思い出すきっかけはどこにでもあるものなのですね。